私が勝手に好きになった

約束するよ あの場所に連れていくから

空言オーケストラ

 

 

※ウルトラハイパー個人の見解です

 

"空言オーケストラ"

 

関西Jr.主演ドラマ『年下彼氏』の主題歌にもなった関西Jr.のオリジナル曲。

 

空言。嘘偽りごと。

現実とは思えない、まるで嘘みたいに大きな夢を描いている"僕ら"の曲。 

 

 


京セラドームでこの曲を聴いた時、涙が止まらなかった。いい大人が声を出して泣いた。どうしてこんなに心に刺さるのか、ちゃんと文字にして整理しようと思う。

(本当は最初、品詞分解しようとしたんだけど、あれ?なんか違くない??となり、思い直した。)

 

 

結局僕らは夢を追いかけた

叶うかどうかも分からないまま

 

この"結局"には、夢と現実の間で思い悩む揺らぎが隠れていると思った。
 

ジャニーズJr.ってThe"夢と現実の間にいる人"って感じしない?辞めようと思ったら、明日からでも一般人に戻れる。まさに夢の世界と現実との間に生きる人たちだなあって。自分の決断次第。
 

「追いかける」なら、未来に向けての決断のように聞こえるけれど、ここでは「追いかけた」だから、もうすでに「追いかけると決めた」。過去形。

 

昔、雑誌か何かで向井康二くんが「辞めることができるって凄いことだ」みたいなことを話していた記憶がある。よく、「辞めるのは簡単」って言うけど、そんなことない。ものすごくしんどいことでエネルギーも要る。

それが分かっているからこそ、違う道に行く選択をせずに"現状維持"を"選んだ"ことに対する後ろめたさがあるし、どちらに転ぶにしても決断が必要なだけに、なにかそういうジレンマのようなものが詰め込まれているように思えた。

 


それから、主語が"僕ら"なこと。これ、めちゃくちゃ素通りしちゃってた。

 

関西Jr.のみんなはもちろんそうだし、関東に行った人も、役者の道に進んだ人もそう。みんなそれぞれ夢を追いかけていった。

なんなら私達ファンもそうかな。すごく大げさに聞こえるけど、ジャニオタって自分の時間やお金や気持ちのかなりの部分をアイドルに捧げている人が多い気がするから。(もちろんそうじゃない人もいるし、人それぞれで良いってこと前提で。あくまでも主観です。)

 

関西Jr.に関わるすべての人が主語(=主人公)になれることが、この曲に感情移入しやすいポイントなのかもしれない。

 

 

どうせ世界は夢現だから

嘘のような願いを打ち放った

 

ここで「どうせ」って歌っているのが、超絶未来あるスーパーアイドル西村拓哉くんってところがもう…………(頭抱)関西Jr.の次世代エースだよ?関西Jr.の未来を背負っている子だよ??"嘘のような"って到底叶わないと思っているってこと???そんな切ないこと言わないでよ。大丈夫だよ。みんなあなたのこと応援し(自主規制)(面倒くさいオタク)(よく言われる)

 

冗談は抜きにして、彼は間違いなく関西Jr.の顔になる人だから、大事に大事に育てていこうな事務所よ、という気持ち……

 

 

希望で迷いさえも騙し続けて

また明日へ明日へ明日へ明日へと切り開いていく

 

迷っている自分を騙して、どうにかこうにか言いくるめて、理由をつけて、先延ばしにして。

 

ああそうやって毎日気持ちに折り合いをつけて過ごしているのかな。そんな風に複雑に思考を重ねて、それでもアイドルでいてくれているのかな。もしそうなら、そんなしんどいことすぐに辞めたっていいんだよ。君の人生だもの。楽しいことだけを選択したらいい。

それでも心のどこかで、まだもう少しそこにいて頑張ってみてよと叫びたくなる自分もいるから、私の感情は難しい。

 

 

一人じゃ届かない絵空事でも

さあ鳴らせ 響け 続け 明日へと

空言のオーケストラ

 

夢を追いかけることって、ものすごく前向きでキラキラ眩しく見えるけど、その反面、不安で何度も後ろを振り返りながら進むような、そんなもどかしさもある。

 

だからもし、そういう一進一退の道を隣で歩いてくれる仲間がいたら。絵空事はリアルな目標になって、目標はいつか現実になるのかもしれない。

 

 

そして願いが光を纏った 

 

号泣
 

関西Jr.のオリジナル楽曲で2番の出だしが大吾くんって珍しい。あれ?ソロパートまだかな?珍しくソロないパターン?とか思って油断していたタイミングで自担がスクリーンに抜かれた。

 

私の大好きな顔で歌ってた。

 

"願い"が"光を纏った"その瞬間を見ていたから余計に。色んなの言葉を浴びたことも、歯を食いしばって前を向き続けたことも、ちゃんと覚えてるから、リアルな温度を感じる想いの乗った歌を聴いて、涙が止まらなくなってしまった。

 

大吾くんの身内ゾーンに入れる人間って選ばれし者たち(言い方)だと思うんだけど、多分、なにわ男子が結成されたときに彼は腹をくくってそこにメンバーを招き入れた。あんなに人に対して線引をする人が、最初から上手く関係を築けた訳ではないことなんて容易に想像がつく。ああ、頑張ったんだな。努力してこの関係を作ってきたんだなって。(これはもちろん7人それぞれがだと思うけれど)だからあんなに幸せそうに笑うようになったんだなって。

 

私は今、大吾くんが光と感じたその一部になれているだろうか。なれていたらいいな。

 

 

あの日から今日この場所まで

消えない痛みや忘れない涙

これが僕らの確かな足音 

 

"あの日"の話………する……??

 

 

 

ずっと関西Jr.を引っ張ってくれていた室龍太くんと向井康二くんの、関西Jr.としての最後のステージとなった2019あけおめコン。

直前に事情を聞かされてMy Dreamsで大泣きする関西Jr.たちと、涙の理由が分からずに騒然とするファン。

 

 

 

 

 

それからしばらくして、龍太くんが役者一本に絞って活動していくことと、康二くんが東京に行ってSnow Manに加入することが発表された。焼け野原だった関西Jr.をここまで引き上げた、大きな柱が去った。

 

そんな日から、たった1年。されど1年。夢に見た関西Jr.単独の京セラドーム公演。松竹座の何倍、何十倍もの大きなステージに、彼らは立った。あけおめコンの記者会見で、「夢はでっかく!ドームで!」って宣言した時、それこそ絵空事のように、数年後かなって悠長に捉えていた。

 

私の大好きな関西Jr.は、

いつだって家族みたいにあったかくて、小さい時にはお兄さんに面倒を見てもらったり、時には喧嘩をしたり、年頃の男の子にしては近すぎる距離感でじゃれ合ったりしているあの子達は、

あの転機を受け入れて、大きな大きな1つの夢を叶えたんだ。

 

2019年は彼らにとっても私達にとっても、激動の1年だった。あの時の感情とか混乱とか自分で自分を納得させたこととか、鮮明に思い出せて今でも胸が苦しくなる。歌詞のとおり、涙も胸の痛みも、どうしたって私の中からいなくなってはくれない。

 

不条理と背中合わせなのがジャニーズJr.だし、その前提で応援するのがJr.担の運命なんだけど、頭では分かっていてもいつまで経っても納得も理解もできなかったあの日々のこと、私は一生忘れないと思う。

(でも今考えるとROTの密着が決まっていた頃にはもう色んなこと決まってたんだろうなあと、、大人の事情ごにょごにょ、、)

 

 

ガムシャラに自分さえも騙し続けて

また明日へ明日へ明日へ明日へと切り開いていく

不安でたまらない時だからこそ

さあ鳴らせ 響け 続け 明日へと

空言のオーケストラ  オーケストラ

 

夢を追いかけることは悪いことではないのに、そんなふうに単純に前だけを向けないくらいには早々に大人になった"僕ら"が不安な気持ちを理屈で丸め込んで、そうしてどうにか前に進んでいく。

 

所謂マジョリティーな道を生きている私だって、明日や一年後や十年後やもっと先の自分について考えて不安になるのだから、彼らは余計だろう。ある一定の年齢になれば、頭の片隅で、"ここじゃない別のどこか"で生きるシュミレーションをしたくなる時期がくる。

 

そんな気持ちをかき消すように、悩む度に明日へ進む選択をし続けてくれるのかもしれない。

 

 

今日も僕らは嘘のような夢掲げて

理想と現実の交差点で

 

 

("嘘のような夢"も、"理想と現実の交差点"も、私の理解は前述のとおりです。略。)

 

 

どんな音で裏切ろうか 始めようか

響き渡る交響曲

 

 

関西Jr.はいつだって、私たちに思いもよらない素敵な幸せをくれる。考えもしなかったサプライズで、良い意味で期待を裏切ってくれる。

 

楽しそうに、生き生きとJr.の活動をしてくれることほど、嬉しいことはないんだよ。私だけじゃなくて、多分みんなそうだと思う。みんなが楽しそうに笑っていてくれたら、本当はそれだけで、他には何にも要らない。

 

 

結局僕らは夢を追いかけた

そして僕らは明日を追い越した

 

"明日を追い越した"って自分の気持ちに踏ん切りをつけたってことかな。考えても明日のことはわからないし、明日(未来)にとらわれて漠然とした不安を抱えて進むのはもう辞めにしたんだっていう決意表明みたいに聞こえる。

 

 

希望で世界さえも騙し続けて

また明日へ明日へ明日へ明日へと切り開いていく

 

同じフレーズなのに、この"騙す"はとても前向きでネガティブな気持ちやしがらみを振り切って進んでいる。

 

周りのみんなが進む道とは違う道を選んだこと。

先の見えない不確かな世界に居続けること。

好きだけどいつか諦めなくてはならないかもしれないこと。

花開くかどうかは誰にもわからないこと。

 

 

でももしかしたら、いつか、叶うかもしれないこと。

どれを選ぶか、正解なんてないけれど、あなたたちはこの道を進むことを選んでくれた。

 

まだ見ぬ泡沫の夢の舞台へ

また一人一人 重ね奏でる

空言のオーケストラ

 

私にとって、西畑大吾くんにとって、そしてなにわ男子の7人にとって、"泡沫の夢の舞台"は、間違いなくデビューだ。

1人じゃ届かないかもしれないけど、みんなとなら。

 

いつか「振り返ればあっという間だったよね」なんて、笑い合ったりして。そんな未来を想像できるようにもなった。

 

 

夢を夢を夢を 夢を追いかけた

 

どんなときも一緒に夢を追いかけさせてくれて、ありがとう。

 

「関西Jr.は家族ですから」

 

康二くんのSnow Man加入が発表された直後に、大吾くんの日刊に綴られた言葉。

 

ファンである私たちまで、家族の輪に入れてくれてありがとう。

楽しいことも嬉しいことも、辛いことも悲しいことも、置いてけぼりにしないで一緒に味わわせてくれてありがとう。

大切にしてくれて、同じ時間軸で思い出を共有してくれてありがとう。

 

 

 

 

 

 

また会おうね。大好きです。

 

#関西Jr

#最強で最高の集団

#永久に不滅や〜!

 

©西畑大吾